この歴史的瞬間は、地元のライダー、カダイ・ヤセーン・アハメドを応援できるという点で、インドのファンにとってさらに特別なものとなるだろう。アハメッドは、Moto3カテゴリーのPETRONAS MIE Racing Vision Track Racingチームのワイルドカードとして、マレーシアのシャハリル・ダニアル・シャフミとともに参戦する。ふたりはホンダNSF250Rに乗る。

PETRONASとMIE Racingは、モータースポーツの価値である、献身、情熱、そして人間的・技術的な卓越性の継続的な追求を促進・宣伝する取り組みの一環として、今回も2人の若いアスリートを世界の舞台で活躍させることができることを誇りに思う。

マレーシアのペラック州パリット・ブンタール出身の21歳、シャフリル・ダニアル・シャフミは、今年初開催されたリクイモリ・モトラッド・グランプリ・ドイチェランドでのデビューに続き、2度目のMoto3世界選手権参戦となる。マレーシア人ライダーは、ムジェロで負傷した同胞のS・アズマンの代役としてMTHelmets-MSiチームから参戦。近年はアジア・タレント・カップとアジア・ロードレース選手権に参戦してきたダニアルは、2023年にはFIMジュニアGP世界選手権とレッドブル・ルーキーズ・カップの両方に参戦する。

インド・チェンナイ出身の26歳、K.Y.アハメッドは、プロストック400クラスで2020年インド・ナショナルチャンピオンに輝いた。アハメッドは、タイ・スーパーバイク400シリーズやアジアカップ・ジャパンなど、他の選手権でも経験を積んでいる。2023年には、TVSレーシング・チームのTVS RR310 OMCに乗り、アジアロードレース選手権に参戦する。