PETRONAS MIE Racing RWチーム、セパンでMoto2予選に挑む
PETRONAS MIE RacingのRWライダー、アズマンとパウィは、マレーシアで開催されたMoto2レースで予選を通過したが、不運にもアクシデントによりパウィが負傷し、レース続行が不可能となった。
PETRONAS MIE Racing RWチームとライダーのカイルール・イダム・パウィ(#89)とムハンマド・ヘルミ・アズマン(#55)は、マレーシアのPETRONASセパン・インターナショナル・サーキットで今週末に開催されるMoto2世界選手権ラウンドにワイルドカードで出場する。
金曜日のプラクティスですでに進歩を遂げたアズマンとパウィは、今日のプラクティス第2セッションと重要な予選セッションで、さらに前進できると確信していた。土曜日の午前中に行われたFP2は、小雨が降るあいにくのコンディション。アズマンはFP1のタイムを1秒半更新。セッション終了間際に2分07秒203を記録し、総合27番手となった。一方のパウィは、自己ベストを2秒半更新する2分07秒476を記録し、30番手でプラクティスを終えた。
現地時間午後1時45分(日本時間午後7時45分)、ふたりは予選1へと向かった。完全なドライ・コンディションで、このような大混戦のなかでPETRONAS MIE Racing RWのライダーたちは、15分間という短いセッションのなかで、それぞれ3回のファステストラップを記録した。しかし残念なことに、残り30秒というところで両ライダーがターン8でクラッシュに巻き込まれ、セッションは早々に終了した。このアクシデントの前に2分07秒554のベストタイムを記録していたヘルミは、明日のMoto2決勝(17ラップ)に向けて予選29番手。医師団はアズマンを今週末のレース続行に問題ないと判断したが、パウィは左手の骨折と足の骨折の疑いがあるため、残念ながら日曜日のレースには出走できない。
ムハンマド・ヘルミ・アズマン #55
「FP2のスタート時には少し雨が降っていたが、コースは乾いていた。その後雨が強くなったので、セッション中盤にガレージでコンディションが良くなるのを待ちました。残り10分ほどでニュータイヤを履いてコースに戻り、昨日のタイムを大幅に更新することができた。予選では、最初はすべてがうまくいきそうだったが、2回目の立ち上がりで不運に見舞われ、タイムを出そうとプッシュしていた矢先の第8コーナーでハイサイドを起こしてしまった。幸いケガはなく、あとは明日のレースに向けてデータを見ていくだけだ
カイルール・イダム・パウィ #89
「FP2では昨日よりもフィーリングが良く、グリップが良くなるようにマシンを修正することができた。FP1よりも3秒近く速く周回することができたので、とてもポジティブな進歩でした。予選のスタートでチームと一緒にデータを見たときはかなりいい感じだったんだけど、残念なことに、その後フライングラップをしようとしてターン8で転倒してしまった。あのラップがベストラップになったかもしれないのに残念だ。明日出場できないのは残念だけど、このチャンスを与えてくれたPETRONAS MIE Racing RWチームに感謝したい。今は回復に専念する"
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