ヘレスがWSBKシーズン・ファイナルの舞台に
2024年スーパーバイク世界選手権は、PETRONAS MIE Racing Hondaチームにとって今週末で幕を閉じる。
ライダーのタラン・マッケンジー、イヴォ・ロペスを擁するPETRONAS MIE Racing Hondaチームは、スペインのヘレス・サーキットで2024年WorldSBKシーズン最終戦に挑む。足指の骨折で戦列を離れていたアダム・ノロディンは、この最終戦での復帰を望んでいたが、残念ながらサーキットのメディカルスタッフによって出場不可能と判断された。そのためチームは、急遽イヴォ・ロペスにノロディンの代役を務めてもらうことにした。
シーズン最終戦は、マッケンジーとイヴォ・ロペスのコンビで臨んだ最終戦エストリルサーキットに続くもの。雨天に見舞われたこのラウンドで、タランはスーパーポールで予選8位と健闘し、イヴォは両ロングレースでポイントを獲得した。マッケンジーと彼の技術陣にとって今週末の目標は、時に困難な1年をポジティブに締めくくることだ。
スペインのアンダルシア地方に位置するこのサーキットは、故スペイン人ライダーに敬意を表し、2018年からヘレス・サーキット=アンヘル・ニエトとして知られている。1995年の開幕以来、数々の名高いレースイベントの舞台となってきた。WorldSBKは2013年からこのサーキットを定期的に訪れているが、2022年はヘレスでの開催はなかった。コースは現在4.423kmで、13のコーナーで構成されている。
タラン・マッケンジー
「ヘレスでは昨年末にスーパーバイクで2回テストした。エストリルもその良い例で、ウエットコンディションが状況を複雑にしていた。ヘレスのコースも好きだし、昨シーズンはSSPでポイントを獲得している。天候がどうであれ、ポジティブな形でシーズンを終えたい
アダム・ノロディン
「シーズン最終戦に出場できないのはとても残念。ここ数週間、理学療法を続け、さまざまなメディカルチェックを受けてきたので、サーキットに到着したときには合格点に達しているだろうと期待していたのだが、残念ながらドクターの判断で出走できないことになった。これほど多くのレースを欠場しなければならなくなったことをとても残念に思っているし、チームにも謝りたいと思っている。望んでいたようにサーキットに行くことはできないが、もちろん、PETRONAS MIE Racing Hondaチーム全員と、今年ハードワークとサポートをしてくれたすべてのスポンサーに感謝したい。
イヴォ・ロペス
「思いがけずヘレスでレースをするチャンスを得られてとても嬉しい。チャンスを与えてくれたチームに改めて感謝したい。マシンのフィーリングはエストリルのほうが良かったが、ヘレスは僕のホームコースであり、お気に入りのコースであることも事実だ!ヘレスは僕がよく知っているコースだ。明日は自分にとってもチームにとっても最高の結果を残せるようにベストを尽くすよ
コース情報
国名スペイン
サーキット名ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエト
全長:4.423 km
ポールポジション: 右
コーナー数: 左5、右8
SBK RECORDS: ベストラップ:バウティスタ(ドゥカティ)1'39.004(2019)。スーパーポール :レイ(カワサキ)1'38.247(2019年)。
2023年SBKリザルト
レース1 - 1.バウティスタ(ドゥカティ)、2.ラズガトリオグル(ヤマハ)、3.ロカテッリ(ヤマハ)
スーパーポール:1.バウティスタ(ドゥカティ)、2.エガーター(ヤマハ)、3.レイ(カワサキ)
レース2: 1.バウティスタ(ドゥカティ)、2.ラズガトリオグル(ヤマハ)、3.エガテル(ヤマハ)
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