
鳥羽、アッセンのWSSPレース2で6位フィニッシュ
PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、オランダのアッセンで開催されたワールド・スーパースポーツ・ラウンドを、鳥羽海渡の気迫溢れる走りで締めくくった。29番グリッドからスタートした鳥羽は、早めのピットインでレインタイヤに履き替え、ほぼ全行程でトップ争いを展開し、7位でチェッカーを受けた。

PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、オランダのアッセンで開催されたワールド・スーパースポーツ・ラウンドを、鳥羽海渡が18周で争われた第2レースで気迫の走りを見せて締めくくった。29番グリッドからスタートした鳥羽は、早めのピットインでレインタイヤに交換し、ほぼ全行程でトップ争いを展開。
この日、ライダーたちは短いウォームアップ・セッションで最後の準備を行ったが、コンディションはこの週末と同様、冷たいウェットコンディション。
レース2は午後3時15分にスタート。スタート数分前まではドライコンディションだったため、ほとんどのライダーがスリックタイヤを装着していたが、ウォームアップ・ラップに入ったところで雨が強くなってきた。PETRONAS MIE Racing Hondaのふたりは、当然のように10列目から慎重なスタートを切った。雨は急速に強まり、鳥羽を含む最初のライダーたちは1周目にレインタイヤに履き替えてコースイン。2周目にはパウィと後続もこれに続いた。全員がグリッドに戻り、順位が安定すると、多くのライバルとは違ってすぐにピットインした海渡がレースをリードする。特にレース前半は、3番手と5番手を行き来しながら、ランキングトップのヒュルタスとバトルを展開。残り6周となり、急速に乾いていく路面で、鳥羽は集中力を維持しながら懸命の追い上げを見せた。終盤に2つポジションを落としたものの、7位でチェッカーを受けた。その後、他のライダーが失格となったため6位に繰り上がり、貴重な10ポイントを獲得した。タイヤ交換で順位を上げたカイルルは、序盤を20番手で走行。レース序盤で2つポジションを上げたものの、リズムをつかむことができず、レース2は21位で終了した。
ランキングでは、鳥羽が10ポイントで18位、パウィが1ポイントで31位。スーパースポーツ世界選手権は6月14-16日、ミサノ・ワールド・サーキットで開催される第4戦まで休みとなる。
Kaito Toba WorldSSP Rider #27
"「天候は今日もまた予測不可能だった。レースをスタートしようとしたら、突然雨が降り出した。最初のラップでピットに戻ると、レインタイヤを装着してくれたスタッフたちが素晴らしい仕事をしてくれた。コースに戻ってからは全力を尽くした。ドゥカティ勢について行くのは大変だったけど、一時はレースをリードすることもできた。路面が乾き始めるとレインタイヤの消耗が激しくなり、結局7位でレースを終えた。ホンダとチーム全員に感謝したい。この調子でベストを尽くしていきたい""
Syarifuddin Azman WorldSSP Rider #63
"「今日もクレイジーなレースだった。スタートでスリックタイヤを履いたままタイムをロスしてしまったが、今にして思えば、もっと早くピットインしていればもっといい結果を残せたはずだ。とにかくレースを完走し、貴重な経験を積むことができた。"
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