鳥羽、モーストでのWSSPレース1で好リカバリー
オートドローム・モストで開催されたWSSP初戦で、PETRONAS MIE Racing Hondaの鳥羽は最後尾から力強い追い上げを見せ、19位でチェッカーを受けた。

今週末にオートドローム・モストで開催されるWSSP第5戦に参戦する鳥羽海渡とシャリフディン・アズマンは、土曜日の午前中に短いウォームアップを行なった。これにより、PETRONAS MIE Racing Hondaの2人のライダーは、CBR600RRのバイクで予選通過ライン内の速いタイムを記録した。
数時間後、WorldSSPのライダーたちは、19周で争われる2レースのうちの最初のレースに出走した。今朝のウォームアップでタイムを出し、鳥羽とアズマンはそれぞれ20番手と30番手(昨日のスーパーポールのポジション)に並んだ。レースは曇りながらもドライ・コンディションでスタート。鳥羽とアズマンは、消灯後に好スタートを切った。日本人ライダーの海東は、不運にも1周目に2台が転倒するアクシデントに見舞われた。自身は転倒しなかったものの、ライバルの1台にマシンをぶつけられて最後尾まで後退。鳥羽は懸命に挽回を図り、7周目には20番手まで順位を上げた。そして集団の前方へとポジションを上げたが、その間に前方との差は7秒にまで広がっていた。鳥羽はこれ以上ポジションを上げることができず、1周目の接触が響いて19位でゴールした。
アズマンは序盤で3つポジションを上げたが、その後は前方グループのペースについていけず苦戦。他のライダーの相次ぐアクシデントに見舞われながら順位を上げていったアズマンは、7周目には25番手につけていた。ライバルの多くが転倒する中、冷静にミスを避け、24位でレースを終えた。
鳥羽海渡 #27
「今朝のウォームアップは完全なドライコンディションで、ようやくホンダのセットアップを確認することができました。チャタリングの問題がいくつかあり、フィーリングも良くなかった。レースに向けてこの問題を解決しようとしたが、残念ながら大きなステップアップはできなかった。スタートはとても良かったが、1周目に2人のライダーが転倒して僕のマシンに接触してきた。その直後、フロントブレーキが効かなくなってしまったが、なんとか持ち直した。でもそのせいでタイムをロスしてしまい、最後尾から挽回しなければならなかった。レースデータを分析して、明日に向けて一歩前進できることを願っている"
シャリフディン・アズマン #63
「風が強く、レースをうまくコントロールするのが難しかった。序盤はフィーリングが良かったのですが、4周ほど走ったところでリアのグリップが落ちてきました。その状況をなんとかしようとベストを尽くした。結果にはあまり満足していないが、この週末でマシンが進歩したことには満足している。明日はもっと頑張るし、雨が降るかもしれないという希望も持っている"
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