その結果、鳥羽は両レースでポイント圏内まであと一歩のところまで迫った。パウィはモーターランドでの週末を通じて成長を見せ、ハキームも新しい選手権、新しいサーキット、新しいタイヤを使いこなすことに集中した。

最終戦となる第12戦ヘレスのわずか1週間前にエストリルで開催されるこの最後の "ダブルヘッダー "に向けて、3人のライダーが準備している目標は変わらない。鳥羽は今年の初めにエストリルでレースをしたことがあり、スーパースポーツでは走ったことがないものの、エストリルサーキットの知識はある。

エストリルサーキットが最後にWSBKカレンダーに登場したのは2022年。全長4.182kmで、4つの左コーナーと9つの右コーナー、そして非常に長いストレートで構成されている。リスボンからわずか30kmほどで、海岸沿いの町エストリルに近い。

鳥羽海渡

「エストリルでのレースはMoto2で初めて。ポルトガルは天気が変わりやすいので、今週末は天候が大きく影響すると思う。僕は日本でのテストから直行していて、そこで走りながらマシンに関するアイデアをいくつか得たんだ。ドライ・コンディションでの走行ができることを期待している。

カイルール・イダム・パウィ

「厳しいレースウイークエンドが続いたので、最後の数戦をしっかり戦いたい。エストリルには初めて行くので簡単ではないけれど、コースを早く理解できるようにしたい。可能であればポイント圏内を目指し、いい結果を残せるよう全力を尽くすつもりだ。何ができるか見てみよう"

アズロイ・ハキーム

「WorldSSPに参戦するチャンスを与えてくれたチームに感謝したい。この選手権を初めて経験したアラゴンの週末で多くのことを学んだので、スペインで行った作業をベースにして、週末の間に進歩できるかどうかを確認するのが目標だ。エストリルには初めて行くので、すぐにコースに適応できるようにしたい

コース情報

国ポルトガル
サーキット名サーキット・エストリル
全長：4.182 km
ポールポジション： 左

コーナー 左4、右9

SSPレコード：ベストラップ：ビニャーレス（ヤマハ）1'40.053（2020年）。スーパーポール ：エゲルター（ヤマハ）1'39.046（2022年）。

2022年スーパーポール結果

レース1： 1.エゲルター（ヤマハ）、2.バルダッサーリ（ヤマハ）、3.ブレーガ（ドゥカティ）

レース2： 1.エゲルター（ヤマハ）；2.スミス（ヤマハ）；3.バルダッサーリ（ヤマハ）