エストリルでのラバトの好スタートとロペスの前進
ラバト、エストリルで転倒も上位に浮上。

PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、2025年スーパーバイク世界選手権第11戦のために、ティト・ラバトと代役ライダーのイヴォ・ロペスとともにポルトガルのエストリル・サーキットを訪れている。
レースウイークは、金曜日の朝に行われたフリー走行1回目から始まった。FP1が開始されるとラバトは好調で、すぐに興味深いラップタイムを連発。セッティングをいくつか変更しながら、ティトは終始コンスタントな走りを見せた。第1ヒートでのベストタイムは1分37秒350で、セッション終了時点で14番手につけた。ホームコースで戦うロペスは、今週末の活躍に意欲を燃やしている。ドニントン・パーク戦以来のWSBK参戦となるロペスは、このプラクティス初日、CBR100RR-Rのリズムを取り戻すことに全力を尽くした。ベストタイムは1分39秒882で、暫定23番手。
コースに戻ったFP2では、ラバトが午前中のベストを更新してトップ10圏内に浮上。残念ながらクラッシュがあり、セッション終盤を走りきることができなかった。そのためアクシデント前に記録した1分37秒109のファステストタイムは、この日の総合順位で19番手となった。クラッシュのあとコースに復帰できていれば、間違いなくもっと上位を狙えたはずで、アクシデントにもかかわらず3位からコンマ8秒差でチェッカーを受けた。ロペスは午後もペースを上げ、午前中のベストタイムを1秒以上更新した。テクニシャンと協力してコースと自分のライディングスタイルの両方に適したテクニカル・セッティングを見つけ出したイヴォは、1分38秒792のベストタイムを記録し、金曜日を24位で終えた。
ティト・ラバト #53
「午前中のFP1もFP2のスタートもフィーリングが良かった。午後はハードにプッシュしていたが、不運にも転倒してしまった。本当にいい結果を出せたと思うので残念だ。幸いケガはなかったので、明日に向けてリセットし、いい仕事ができるようベストを尽くす。
イヴォ・ロペス #75
「またPETRONAS MIE Racing Hondaチームに戻れて嬉しいです。もっと上を目指していたかもしれないが、今日は前進することができた。明日はどこを頑張りたいかが決まっているので、それはいいことだし、FP3を最大限に活用して、スーパーポールにいいポジションで臨めるようにしたい。前回ワールドSBKでここに来たときと同じように、ハードワークを続けて、走るたびに向上していくつもりだ"
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