鳥羽、クレモナで予選16位
PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、新しいサーキット、クレモナで開催された第9戦WorldSSPウイークエンドで、鳥羽海渡が転倒にもかかわらず予選16番手と、心強いスタートを切った。
週末は40分間のフリー走行から始まった。あいにく最初のうちは路面が理想的なコンディションとはいえず、一晩中降り続いた雨の影響でまだ湿っていた。太陽が顔を出すと、路面はすぐに乾き始め、鳥羽海渡とカイルール・イダム・パウィは、それぞれのチームと協力してCBR600RRのセッティングをイタリアのコースに合わせ始めた。このセッション終了時点で、鳥羽は1'34.226のタイムで19番手、パウィは1'35.307のベストタイムで28番手につけていた。
昼過ぎ、鳥羽とパウィは再びコースに戻り、予選に臨んだ。40分間のスーパーポールはフルドライのコンディションで行われ、PETRONAS MIE Racing Hondaのライダーたちは作業をスムーズに進めた。鳥羽は序盤から好調で、15番手以内を走行していたが、転倒によりピットに戻った。怪我はなかったものの、貴重なタイムを失い、コースに復帰できたのは最後の10分間だけだった。それでも海東は自己ベストをさらに0.5秒更新する1分32秒642を記録し、ランキング16位に浮上した。1分32秒642で金曜日の総合順位を16位まで上げた。タイムは1'33.842で、総合順位は30位となった。
鳥羽海渡
「かなり慌ただしい一日だったが、そのなかで最大限の力を発揮することができた。午前中は路面が部分的に濡れていて、速いラップを刻むのに時間がかかった。でもセッションが終わるころにはマシンのフィーリングは悪くなくなり、スーパーポールに向けていくつかのアイデアをまとめることができた。午後はスタートがうまくいったが、小さな転倒をしてしまい、マシンの修復に時間がかかってしまった。それでもチームは素晴らしい仕事をしてくれて、最後の数分間は再びコースに出ることができた。タイムも上がったし、今週末のランキングはかなり厳しいと言わざるを得ない。明日は接戦が見られると思う」。
カイルール・イダム・パウィ
「FP1から予選までにタイムを上げることはできたが、良いグリッドを獲得するには十分ではなかった。正しいフィーリングを見つけることができず、クリーンで速いラップを刻むのに苦労した。明日の第1レースで何ができるか見てみたい。
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