パウイと鳥羽、クレモナの重要なテストが終了
PETRONAS MIE Racing Hondaチームとスーパースポーツライダーのカイルール・イダム・パウィと鳥羽海渡は、イタリアのクレモナサーキットで貴重なテストセッションを終えた。
WSSP最終戦のアッセンが4月21日に終了し、パウィと鳥羽は丸1ヵ月間CBR600RRを走らせていなかった。そのため、5月23日(木)と24日(金)に行われた今週のセッションは、チームと2人のルーキーSSPライダーにとって、シーズン序盤の調子を取り戻し、2024年の選手権カレンダーに新たに加わったこのコースのレイアウトを学ぶ機会となった。
木曜日の午前中、2人のライダーはそれぞれ50周以上を走った。チームは午後のセッションを見送り、金曜日にコースに戻ることにした。2日目も天候はドライで、ライダーとメカニックは安定したコンディションを最大限に生かして多くの周回をこなし、同じサーキットで開催される9月のレースウイークに役立つデータ等を収集した。CBR600RRのパフォーマンスよりも、その開発に全力を注いだチームは、金曜日に鳥羽が1分34秒687、パウィが1分34秒745というベストタイムをマーク。
今週の作業に満足したチームは、6月14~16日の週末に開催されるスーパースポーツ世界選手権第4戦で再び活動を再開する予定だ。
Kaito Toba WorldSSP Rider #27
"コースは面白いが、特にスーパーバイクにとってはかなりタイトなところもある。かなりテクニカルで、レイアウトも気に入っているが、マシンについてはまだいろいろと改善する必要がある。今週はシャシー面の改善に取り組み、自信を持てるような良い方向性を見つけることができたと思うが、まだフロントとのギャップが大きすぎる。"
Khairul Idham Pawi WorldSSP Rider #89
"ここクレモナは初めてだったが、テクニカルでとてもいいコースだ。マシンの理解を深めるための重要なテストだった。まだ課題はたくさんあるが、総じて言えば満足しているし、チーム全体がここで本当にハードに、効果的に働いてくれたと言える。チーム全員に感謝している。第4戦のミサノに向けてベストを尽くしていきたい"
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