PETRONAS MIE Racing Hondaチーム、ヘレスでのスーパースポーツテストに成功
2025年のWSSP選手権に向けて、PETRONAS MIE Racing Honda Teamはスペインのヘレス・サーキットで2日間のテストを実施。
先日、2025年のレース計画を発表したPETRONAS MIE Racing Hondaチームとワールドスーパースポーツに参戦する鳥羽海渡は、1月21日(火)と22日(水)にスペインのヘレス・サーキットで建設的なテストを行った。次の選手権に向けて準備できるテスト日が少ない中、鳥羽はこのコースタイムを最大限に活用するためにベストを尽くしたが、テスト開始時のコンディションは理想的ではなかった。月曜日の大雨の影響で、火曜日の朝は路面が濡れており、ほとんどのライダーは路面が乾くまで待つことにした。
コースインすると、日本人ライダーは懸命に走り、初日ですでに54周を走破した。このテストは、チームが昨年11月以来サーキットを走っていないことを考慮し、全体的なシェイクダウンとして行われた。鳥羽とテクニシャンたちは水曜日も作業を続け、ライダーはさらに65周を走った。ラップタイムよりもセットアップの確認と微調整に重点を置いたが、2日目にはかなり速いラップを刻むことができた。実り多いテストとなった。
PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、スーパースポーツとスーパーバイクのライダーたちとともに、2月17~18日にフィリップアイランドで開催されるシーズン前最後のテストに参加する。このテストは、2月21~23日に同じオーストラリアのサーキットで開催される2025年スーパースポーツ世界選手権の開幕戦を前に行われる。
鳥羽海渡
「冬の休暇を終えてコースに戻ることができてうれしい。天候にも恵まれた。2日目は風が強かったけれど、それでも予定していた作業を完了することができた。私のクルーはまったくの新人で、チームマネジメントのハードワークにとても感謝している。まだ始まったばかりだが、これをうまく積み重ねて、重要な一歩を踏み出せると思う。テストは標準エンジンを使ってゼロから始めたが、走行を重ねるごとに、前の走りを生産的な形で発展させていくことができた。エンジンブレーキについても、CBR600のパフォーマンスを向上させるためのさまざまなアイデアについて、多くの作業を行った。このコンディションでは、2024年の最後のテストよりもすでに速かった。次のオーストラリアでのテストとシーズン開幕が楽しみだ
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