ペトロナスMIEレーシング・ホンダ、アラゴンで浮き沈み
ラバトとザイディ、転倒に苦しみながらも日曜日のSBKレースでベストを尽くす。

PETRONAS MIE Racing Hondaのティト・ラバトとザクワン・ザイディは、モーターランド・アラゴンで開催されたWorldSBK第10戦が閉幕し、浮き沈みの激しいレースとなった。
短いウォームアップの後、ふたりは日曜朝の10ラップのスーパーポール・レースに臨んだ。ティトは19番グリッドから好スタートを切ったが、その直後の第5コーナーで複数のライダーが絡むアクシデントに見舞われた。ティトは19番グリッドから好スタートを切ったが、直後の第5コーナーで複数のライダーが絡むアクシデントに見舞われ、ラバトは転倒。この短いスプリントで、ルーキーのザクワンは20番手から19番手まで順位を上げた。土曜日のレース1と同様、ザイディは速いレースを展開し、前回のスプリント・レースよりもトップとの差を縮めた。
午後の18ラップ・レースは、アラゴンでのSBKウイークエンドを締めくくるもの。20番手からスタートしたラバトは、レース前半を通じてそのポジションをキープ。激戦のなか、ティトはすぐにギャップを広げられ、先行するライダーに迫ることができなかった。それでもラバトは冷静に自分のペースを守り、最終的には17番手まで順位を上げてゴールした。ザイディは23番手から好スタートを切り、懸命にペースをキープ。残り6周となったところでターン9で転倒し、残念ながら完走はならなかった。
残り2戦となったが、ラバトは6ポイントを獲得してランキング24位、ザイディはマニクールで獲得したポイントで26位となった。チームは10月10~12日の週末、ポルトガルのエストリルサーキットで活動を再開する。
ティト・ラバト #53
「転倒は僕の責任ではないし、レースがすぐに終わってしまったので、スーパーポール・レースについては明らかに満足していない。今日の長いレースに向けて何かを改善しようと変更を加えたが、残念ながらレース1よりも厳しく感じた。その理由を理解するためにはデータを分析する必要がある。とにかくベストを尽くし、100%の力を出し続けようとした。次のエストリルで何ができるか見てみよう"
ザクワン・ザイディ #21
「可能な限り最高のフィーリングを見つけるために、本当に懸命に働き、いろいろなことを試してきました。スーパーポールでは良いペースをキープしようとしましたが、求めていたフィーリングは得られませんでした。ロングレースのために変更したところ、レース1に比べてフィーリングが良くなり、ペースを維持できるようになった。気温が少し低めだったこともグリップに役立ったのかもしれない。残念だったのは、バンプのような感触を感じて第9コーナーで転倒してしまったこと。チームとしてうまく機能し、毎回設定しているミニ目標を達成することができた。このまま作業を続けて、次回は何ができるか見てみたい"
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