ラバトとザイディ、ヘレスの複雑なレース1
SBK第1レース、グリッドペナルティを受けたラバトが懸命に18位を獲得。

PETRONAS MIE Racing Hondaのティト・ラバトとザクワン・ザイディは、スペインのヘレス・サーキットで開催されたWSBK最終戦の第1レースを終えた。
土曜日のフリー走行は、ラバトとザクワン・ザイディがスーパーポールに向けて貴重なコンマ数秒のタイムを縮めるために行った。ラバトは1分39秒655を記録し、好調な走りを見せた。チームメイトのマレーシア人ライダーは、引き続きレースの準備に集中したが、金曜日のベストタイムを少し更新して1分42秒225を記録。
ホームライダーのラバトは、このスペイン最終戦で良いグリッドを確保しようと意気込んでいた。1分39秒520を記録したティトは、終盤でさらにタイムを伸ばそうとしたが、他のライダーの転倒によりタイムを更新することができなかった。そのためラバトは予選20番手、8列目グリッドを獲得した。自己ベストを1秒以上更新したルーキーのザイディは、1分41秒148のファステスト・タイムで予選を終え、25番手でレース1の9列目を獲得した。
ラバトのレース1は、FP3でのスロー走行により3グリッド降格ペナルティを受け、複雑なスタートとなった。そのため最後尾からのスタートとなった。ティトはすぐに2台をパスして3周目には20番手に浮上。3人のライダーからなる小さなグループに加わったラバトは、レース後半には18番手まで順位を上げ、このポジションをキープしてゴールした。20番グリッドからスタートしたルーキーのザイディは、20周のレースを通して懸命に走った。安定したリズムを維持し、クリーンなレースを完走することに集中し、日曜日のレースに向けて重要なデータを得ることができた。
ティト・ラバト #53
「不公平なペナルティで3つ後ろのグリッドになってしまった。あの位置から最初の周回をパスするのはとても難しい。その後、リズムをつかむことができたが、少し遅かったので、日曜日のレースで集団によりよくついていけるような何かを見つけられればと思う。今日はもう少し期待していたが、明日は何ができるか見てみよう。戦い続けるよ
ザクワン・ザイディ #21
「正直なところ、今日のバイクはあまり快適ではなかった。レースを楽しむためにベストを尽くしたが、もっと集団についていけるはずだった。ベストは尽くしたけど、なぜか自信が持てなかった。レース2では違うセットアップを試して、それで改善できればいいと思う。その間にチームのみんなに感謝したい
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