PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキットで開催されるスーパーバイク世界選手権第6戦を2週間後に控え、貴重な2日間のセッションを終えた。

ライダーのタラン・マッケンジーは、アジアでのテストのため欠場したザクワン・ザイディの代役としてイヴォ・ロペスとともにコースイン。ポルトガル人ライダーのロペスは、昨シーズンすでに代役ライダーを務めており、CBR1000RR-Rを熟知しているという点で、PETRONAS MIE Racing Honda Teamにとって当然の選択だった。

マッケンジーとロペスは27日（火）、主に安定した天候を活かして65周（タラン）、75周（イヴォ）を走行した。タランはさらに60周、イヴォはさらに62周を走った。マッケンジーのガレージでは、先日のチェコ・ラウンドでのいくつかの問題を踏まえ、彼がより快適に走れるベース・セットアップを特定することに集中した。チームはいくつかの新しい解決策とアップデートをテストし、タランに総合的なフィーリングを向上させ、第6戦以降に向けて自信を取り戻すことを目標とした。一方、イヴォは2日間でかなりの距離を走行し、現在のCBR1000RR-Rのフィーリングや感覚をフィードバックした。

エミリア・ロマーニャWSBKラウンドとその後のレース・ウィークエンドに向けて、チームは今週の成果に満足している。PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、2週間後の6月13～15日、ミサノ・ワールドサーキットで開催される2025年スーパーバイク世界選手権第6戦に再び参戦する。

タラン・マッケンジー

「次の数戦に向けて、いくつかの問題を解決することに集中した。新しい燃料タンクやジオメトリー、電子制御のアップデートなど、多くのことを学び、さまざまなことを試してきた。フィーリングや何がうまく機能しているのかを理解するのはまだ難しいけれど、ミサノに向けては、ここに来る前よりもいい方向に進んでいると思う。今は家に帰り、次のレースに向けてできる限りの準備をすることに集中する。

イボ・ロペス

「WSBKのライダーたちと一緒にコースに立てるのは素晴らしいことだし、とても楽しむことができた。火曜日は、マシンとミサノのコースに慣れるのに少し時間がかかった。セッティングはおおむねうまくいった。進むべき道筋は見えていたけれど、2日間でできることは限られている。とにかく多くの周回をこなしたし、満足している。チームには本当に感謝している"