PETRONAS MIE Racing Honda SSPのライダーがフランスで忙しい1日を過ごした。
WSSPスーパーポール、転倒の鳥羽が終盤に予選タイムを更新。

PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、フランスのマニクール・サーキットで開催されるスーパースポーツ世界選手権第9戦に参戦する。チームは今週末、ワイルドカードのイブラヒム・ノロディンとフル参戦の鳥羽海渡、シャリフディン・アズマンの3名で参戦する。
日本人ライダーの鳥羽は、夏休み前の進歩をさらに伸ばすべく、金曜日の朝、自信に満ちたスタートを切った。フリープラクティスを通じて徐々に前進した鳥羽は、終盤に1分42秒161のベストタイムをマーク。この結果、鳥羽は23番手でスーパーポール進出を決めた。午前中のフリー走行では、ドライ・コンディションを生かし、アズマンとワイルドカード出場のノロディンは、ともに初めて走るコースで自信を深めるために懸命に走った。アズマンは1'45.116、ノロディンは1'47.681を記録し、ふたりはそれぞれ30番手と30番手につけた。
スーパーポールの予選は、曇り空のドライコンディションで現地時間午後4時から行われた。開始数分で鳥羽が転倒。鳥羽がコースに復帰できたのは、他のライダーが赤旗を出した後の残り3分間だけだった。鳥羽はその最後の数秒を大切にし、1分42秒326を記録してレース1のスターティンググリッド27番手を確保した。アズマンは午前中のプラクティスで1分43秒台を記録し、タイムシートの順位を上げた。午後も好調を維持し、1分42秒866のベストタイムで予選30番手につけると、ワイルドカードのノロディンが1分44秒434のベストタイムをマーク。しかし、このタイムでは予選通過はならなかった。
鳥羽海渡
「今朝のセッションでは、マシンのセットアップを進めた。前戦に比べると加速で少し劣る感じはありましたが、マシンの調整とリアのフィーリングの改善に全力を尽くしました。スーパーポールの最初のパートで変更点を確認する予定だったが、セッション開始直後の転倒で大きくタイムをロスしてしまった。チームが懸命にマシンを修復してくれたおかげで、チェッカー前に最後のホットラップを行うことができた。明日は少しでも前進できるようベストを尽くす"
シャリフディン・アズマン
「僕にとってはまた新しいコースなので、プラクティスではレイアウトとマシンを理解するのに苦労した。スーパーポールでは変更を加え、ラップタイムを向上させることができた。チームのおかげでマシンに自信を持つことができた。残念ながら、フライングラップでは多くのミスを犯してしまったので、それについてはあまり満足していない。
イブラヒム・ノロディン
「このコースは初めてだし、新しいクルーと仕事をするのも初めて。お互いを知り、理解する必要があるので、FP1をスタートするときはかなり難しかった。スーパーポールでは、1周あたり3秒の進歩を遂げたが、赤旗の後にテクニカルな問題が発生した。明日に向けてそれを解決し、2日目にはもっとポテンシャルを発揮できるようにしたい
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