PETRONAS MIE Racing Hondaチーム、アダム・ノロディンに別れを告げる
2025年のレースシーズンに向けて最終計画を進めているPETRONAS MIE Racing Honda Teamは、残念ながらマレーシア人ライダーのアダム・ノロディンに別れを告げなければならない。
アダム・ノロディンは、2023年シーズンからPETRONAS MIE Racing Honda Teamに加わり、ホンダCBR600RRで初めてスーパースポーツ世界選手権に挑む。険しい学習曲線に直面しながらも、マレーシア人ライダーはデビューシーズンを通して懸命に努力した。途中、避けられない困難もあったが、アダムは常に前向きな姿勢と晴れやかな性格を保つことができた。2023年シーズンのベストリザルトは、モストで開催されたチェコ・ラウンドでの5位入賞で、オーストラリアとインドネシアでもポイントを獲得した。
心強い初シーズンとなった2024年、PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、チームメイトのタラン・マッケンジーとともにノロディンをスーパーバイクに昇格させた。この決定によって継続性は確保されたが、不運と体調不良が重なり、いくつかのラウンドを欠場せざるを得なかった。
この2年間のアダムのハードワークに感謝し、PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、マレーシア人ライダーとの関係を継続することを熱望している。チームは、今年のWorldSBKのいくつかのラウンドでノロディンに会えることを楽しみにしており、彼がチームの新しいライダー・ラインナップに貴重なサポートを提供できると確信している。
森脇緑
「この2年間、アダムを起用できたことをとても嬉しく思っている。チームメイトのタランがチェコで優勝したのと同じスーパースポーツのレースで、アダムがトップ5フィニッシュを果たしたことはチーム全体にとって大きなハイライトだった。私たちはともに激しく戦い、同時に幸せな時間を過ごした。アダムとお別れするのは残念だが、僕らの関係はこれからも続いていくだろう。そして、彼がレースに参加するときは、ライダーコーチとしてサポートを提供することで、現役ライダーたちを助けることができるだろう。アダム、今まで本当にありがとう。
アダム・ノロディン
「来シーズン、WorldSBKに参戦しないことは事実だが、PETRONAS MIE Racing Honda Teamのみんなとの関係は続いていくと確信している。WSSPとWorldSBKの両選手権で多くのことを学び、貴重な経験を積むことができた。チームがSBKとSSPのプロジェクトを発展させていくなかで、新しいライダーたちに貴重な見識を提供できることを願っている"
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