トリッキーな第1レース、マッケンジーとロペスはヘレスでさらに上を目指す
PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、代役ライダーのイボ・ロペスを擁して20位でゴール。粘り強い走りを見せたタラン・マッケンジーは、1周目の転倒からレースに復帰して24位となった。
土曜日は、ドライ・コンディションで行われたプラクティス3回目からスタート。代役ライダーのイボ・ロペスは、金曜日のベストからコンマ8秒短縮して1分41秒284を記録。タラン・マッケンジーはこのセッションでさらなる調整を行い、セッション終盤に1分41秒893のベストタイムを記録した。
SBKライダーたちにとって、次はスーパーポールの予選。タランは最初のセッションを終えてガレージに戻り、タイヤを交換。コースに戻り、ラップタイムを上げるべく懸命にプッシュすると、自己ベストを1秒以上更新する1分40秒488を記録して23番手につけた。ガレージの反対側では、小さなテクニカル・トラブルが発生。1周のタイムを残してコースに戻ったイヴォは、予選26位(1分41秒164)。
午後2時、20周で争われる最初のレースがスタート。 PETRONAS MIE Racing Hondaのライダーたちは、8列目と9列目のグリッドに並んだ。タランはスタートで順位を上げたが、1周目に転倒。レースには復帰できたものの、25位でコースに戻った。前方との差を縮めることはほとんどできず、またハンドルバーも損傷していたため、タランはレースを完走して重要なデータを収集することに集中し、最終的には24位でゴールした。他のライダーにもアクシデントがあり、ロペスは1周目のうちに26番手から20番手まで順位を上げた。序盤でさらにポジションを上げたロペスは、コンスタントなペースをキープして20位をキープ。イヴォはライバルたちに追いつくことはできなかったが、レースマネジメントに集中し、20位でチェッカーを受けた。今日収集したデータにより、PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、2024年WorldSBKシーズン最後のレースとなる日曜日のレースで、さらなる活躍ができると確信している。
タラン・マッケンジーP24
「今朝の予選は少し良かった。レースについては、スタートがうまくいって最初の2、3コーナーは速かったが、1周目にちょっとした乱戦に巻き込まれて転倒してしまった。その後、マシンを立て直して、残りのレースをできる限り走った。ハンドルバーが少し曲がってしまったが、明日のレースと来週のテストに向けて、もう少し走って理解を深めようと思った。だからベストのレースではなかったけれど、少なくとも明日のレースに向けて何かを前進させることができるはずだ
イボ・ロペス20位
「FP3ではマシンのことをもっと理解できたので、有益なセッションだったと思う。スーパーポールは、1周目にマシンが止まってしまい、最後に1周だけ速く走る時間があったので、より難しかった。プッシュはしていたが、それしかできなかった。レースではグリップ不足で、前のライダーについて行くのが難しかった。ベストを尽くして完走できたが、これからはチームと一緒に、明日のレースに向けてセッティングを改善していきたい。何戦か連続でレースをこなしたことで、マシンのことはより理解できるようになったが、より競争力を高めるためには、少なくともあと0.5秒はラップタイムを上げなければならない。
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