アダム・ノロディンがアラゴン・ウイークエンドの続行を断念したため、タラン・マッケンジーはPETRONAS MIE Racing Hondaのライダーとして唯一、今朝のフリー走行3回目（最終回）に臨んだ。金曜日のFP2で転倒し、少し痛みを抱えていたマッケンジーは、テクニシャンたちとともに予選に向けてCBR1000RR-Rのセットアップに最終的な変更を施した。自己ベストタイム（1分51秒295）をさらに更新したマッケンジーは、午前11時（日本時間）から行われたスーパーポールに向けて準備を整えた。最初の出口で1分51秒424を記録したマッケンジーは、タイヤ交換のためにガレージに戻った。2回目のタイヤ交換でさらにタイムを更新し、1分50秒591を記録して予選21位となった。

7列目に並んで18周の決勝に臨んだマッケンジーは、スタート直後に好スタートを切ったが、他のライダーがコース上に泥を残すアクシデントに見舞われ、レースは赤旗中断。レースはしばらくして再開され、17周に短縮された。タランは再び好スタートを切り、1周目には19番手につけていた。序盤は先行するライダーに食らいついていくが、徐々に離されていく。レース中盤にポジションを上げたPETRONAS MIE Racing Hondaのライダーはプッシュを続け、再び前方のグループに迫って18位でゴールした。

PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、日曜日に再びコースに戻り、スーパーポール・レースと18周のスーパーバイク第2レースを戦う。

タラン・マッケンジー

「予選では、何よりもライディングで小さなステップを踏むことができた。終始、安定した走りができて、終盤に追い上げられるまでは自分の走りができた。もしスタートでもう少し強く走ることができれば、もう少し楽に走れるだろうし、前のライダーに近づいていけるはずだ。明日のウォームアップでもうひと踏ん張りして、それを2つのレースにつなげたい