マッケンジーはFP2で転倒し21位。
PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、タラン・マッケンジーを擁し、モーターランド・アラゴンに挑む。タランはクラッシュに見舞われたものの金曜日には21番手につけ、アダム・ノロディンはFP1に参加したものの続行不可能と判断された。
午前中のフリープラクティス1回目、マッケンジーは日曜日のクレモナ・サーキットを踏まえてセッティングを変更。チームと協力してCBR1000RR-Rをアラゴンのコースに適したセッティングに仕上げるなど、少しずつ前進を見せたが、まだ課題は残っていた。ノロディンはつま先の負傷から回復していないため、より慎重なアプローチをとった。マレーシア人ライダーは、自分の体調を把握しながらマシンの調整を進め、45分間のセッション中、何度か短いリタイアを繰り返した。タランのベストタイムは1分52秒307で21位、アダムは1分55秒309で23位だった。
8月にエストリルサーキットで行われたテスト中に外反母趾を骨折したノロディンは、FP1終了後に医師の診断を受け、今週末のレース続行は不可能と判断された。
少し遅れて行われたプラクティス2では、マッケンジーもコースイン。タランはFP1のベストタイムをほぼ更新する1分51秒965を記録したが、不運にもターン17で転倒。タランはサーキットのメディカルセンターで診察を受け、続行可能と判断された。コースに復帰したマッケンジーは、FP1のベストタイムを約0.5秒更新。最速タイムは1分51秒879で、総合21番手で金曜日を終えた。
タラン・マッケンジー
「クレモナからここまでマシンをかなり変えてきて、FP1ではいいフィーリングだった。FP1ではマシンのリアに少し問題があったし、FP2でも転倒があった。第2セッションの終盤には再び走り出すことができ、もっと速く走ることができたが、マシンが少し変わったので、あとは慣れるだけだ。転倒はあったけど、全体的にはポジティブな1日だったと思う。明日はこれをベースにして、予選でいいポジションを獲得したい
アダム・ノロディン
「FP1で何周か走った後、ドクターの診断を受けに行ったんだけど、残念ながら週末を続けるのは無理だと判断された。たとえレースが厳しくても、コースタイムを最大限に生かしたかった。今僕にできることは、マレーシアに帰って回復に努めることだけだ。チームのみんなには本当に感謝している。でもエストリルで調子を取り戻せることを願っている
戻る WorldSBK