マッケンジーとロペス、SBK第9戦の新コース、クレモナに到着
スーパーバイク世界選手権は、2024年から新たにイタリアのクレモナ・サーキットで開催される。
PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、負傷したアダム・ノロディンの代役として、マニクール戦に引き続きタラン・マッケンジーとイヴォ・ロペスを起用。マレーシア出身のノロディンは、8月のエストリルでのテスト中につま先を骨折して以来、回復を続けている。
SBK勢はクレモナでレースをしたことがないが、マッケンジーを含むほとんどの現役ライダーは、2024年5月に開催された2日間のテストで、レースウイークを前にコースに慣れることができた。ロペスはクレモナのコースを走ったことがないため、金曜日のプラクティスでできるだけ早くレイアウトを覚えることが課題となる。
マッケンジーは腕のパンプに苦しみ、ロペスは初めてのコースで難しいコンディションのなかベストを尽くした。休養と回復の機会を得たふたりは、イタリア・ラウンドの難易度を少しでも下げたいと願っている。
クレモナ・サーキットはイタリアのロンバルディア州、サン・マルティーノ・デル・ラーゴの近くに位置する。選手権主催者と5年契約を結び、今季初めてWSBKの舞台となった。この名誉あるイベントのために、サーキットと観戦施設の両方が改修された。現在のコースは全長3.768kmで、6つの右コーナーと7つの左コーナーがある。
タラン・マッケンジー
「クレモナが楽しみだ。5月のテストではいい走りができたので、そのときの反省を生かしたいと思っている。あれからマシンを少し改善できたと思う。2ヵ月ぶりのマニクールは厳しいかもしれないと思っていた。雨の中ではうまくいったが、ドライでは少し苦戦した。この4戦でいい感触をつかんで、フランスGPのときよりもいいポジションでシーズンを終えられるようにしたい。天候がどうなるかはわからないが、いずれにしてもいい仕事ができると思う。このコースでのレースは誰にとっても初めてのことだから、どうなるか興味がある。目標は作業を続けてプッシュし続け、少しでも前のライダーに近づくことだ"
イヴォ・ロペス
「僕にとってはまた新しいサーキット!コースレイアウトは知らないかもしれないが、WSBKがクレモナでレースをするのは今回が初めて。一日一日を大切にし、できる限りハードワークしていきたい。もちろん、アダムの早期回復を願っているが、このような機会を与えてくれたPETRONAS MIE Racing Honda Teamに改めて感謝したい。"世界選手権での貴重な経験ばかりだからね
コース情報
国イタリア
サーキット名サーキット名:クレモナ・サーキット
全長:3.768 km
スタート/ゴール: 400 m
ターン数: 左7、右6
SBK記録:新しいサーキット
SBKリザルト:新サーキット
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