鳥羽、アラゴンでのWSSP第1レースでポイントを逃す
パウィは21位、ワイルドカードのハキームは28位でWSSP初レースを終えた。
スーパースポーツ世界選手権第10戦がスペインのモーターランド・アラゴンで開催され、鳥羽海渡、カイルール・イダム・パウィ、ワイルドカードのアズロイ・ハキームがメインイベント前のウォームアップに参加した。10分間のウォームアップ・セッションで、特にパウィは金曜日のベストタイムを更新し、3人のライダーはCBR600RRのセットアップを最終調整した。
15周で争われるスーパースポーツの第1レースは、風は強いがドライコンディションのなか、予定通り午後3時15分にスタートした。7列目からスタートした鳥羽は18番手。ポイント圏内を視野に入れていた鳥羽は、懸命にリズムをつかんでポジションをひとつ上げる。しかし海渡はあきらめず、12周目には15番手に浮上した。終盤でタイヤのパフォーマンスが低下したため、残念ながらポイント獲得はならなかったが、海渡はベストを尽くして18位でチェッカーを受けた。
パウィは9列目から好スタートを切り、いくつかポジションを上げて20番手で第1コーナーを通過。レース序盤はライバルたちとバトルを繰り広げたが、カイルールはチームメイトの海斗と同じようなペースをキープ。トップ20から1秒も離されることなくプッシュを続け、最終的には21位でゴールした。
ハキームにとって初めてのWSSPレースは11列目からのスタートとなったが、すぐに挽回を図り、第1コーナーで26番手まで順位を上げた。5台中4台のグループに加わっていたワイルドカードのアズロイは、その後少し後退してレースの大半を30位で終えた。肩の痛みに悩まされながらも集中力を維持し、ミスを避けて28位でスーパースポーツ・デビュー・レースを終えた。
鳥羽海渡
「楽なレースではなかった。特に先週末のクレモナのあとだったので、完走できたことはうれしいが、目標は少なくともポイント圏内に入ることだった。スタートはまずまずで、メイングループの最後尾をキープすることができた。フロントにまだ問題があったので、転倒しないように注意しなければならなかった。レース終盤にはポイント圏内まで浮上したが、残念ながら最後の数周でタイヤが消耗してしまった。ペースを落とさなければならなかったので、ポジションを守ることはできなかった。明日に向けて貴重なデータが得られたので、レース終盤で競争力を高めるための何かを見つけたい
カイルール・イダム・パウィ
「今日のレースは悪くなかったし、おおむね満足している。明日の第2レースもこの調子でいきたい。ポイント圏内に近づけたら最高だ」。
アズロイ・ハキーム
「昨日に比べてかなり良くなったので、今日はハッピー。でもまだ十分ではないので、レース2に向けてもっとできることを探したい。今日は肩にも少し問題があって、レース中も少し痛かった。とにかく、明日はもう少し頑張って、前のグループについていけるようにしたい" と語った。
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