鳥羽、エストリルでのスーパースポーツ第1レースで14位
SSP第1レースではパウィが18位、ワイルドカードのハキームが21位となった。
WorldSSP第11戦がポルトガルのエストリルサーキットで開催され、PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、鳥羽海渡、カイルール・イダム・パウィ、ワイルドカードのアズロイ・ハキームの3人のライダーを起用した。
3人のライダーはいずれも、午前中に行われた10分間のウェット・ウォームアップで数周を走り、ウェット路面でのCBR600RRの挙動を見極め、週末最初のレースで同じようなコンディションになる可能性に備えた。SSP第1レースは最終的にドライ・コンディションで行われたが、金曜日のスーパーポールで雨に見舞われたハキームと鳥羽は9列目、パウィは10列目からレース1をスタート。
ハキームと鳥羽は9列目、パウィは10列目からのスタートとなった。18周のレースがスタートすると、ハキームはすぐに5つ順位を上げて21番手。日本人ライダーの海渡は、ワイルドカードのアズロイを抜いて3周目には20番手まで順位を上げた。ポイント圏内を目指す鳥羽は、リズム良く周回を重ね、11周目には15番手まで浮上した。後半にもうひとつポジションを上げた海渡は、14位でチェッカーを受けた。一方、パウィは序盤から安定した走りでポジションを上げ、トップ20を争う小集団の一角を形成。コンスタントなペースをキープするパウィは、その後も順位を上げて20位以内に入り、最終的には18位でレースを終えた。スタートで出遅れたワイルドカードのハキームは、ライバルとの接触がなくなるとペースキープが難しくなった。ハキームは完走を果たしたが、21位でレースを終えた。
鳥羽海渡 P14
「今朝のウォームアップでは、またウエット路面に戻ってしまったが、午後の予報はドライだったので、大きなリスクは冒さないことにした。決勝では後方グリッドからスタートし、挽回するのはかなり難しいと思っていた。スタートはうまくいったが、最初の数周は速いグループについていけなかった。でも徐々に他のライダーをオーバーテイクしてポイント圏内に入ることができた。明日のためにマシン・セッティングを改善する必要がある。明日はドライのウォームアップができることを期待している。
カイール・イダム・パウィ P18
「今日のレース1ではラップタイムは悪くなかったが、トップ10にはまだ遠い。ウエットでのプラクティスの後、今日のレースはドライで走る初めての本格的なチャンスだったが、リアスピンが多くて厳しかった。明日のウォームアップでこの問題を解決する方法を見つけることができれば、運が良ければ、もっと気持ちよく走れるだろうし、第2レースではもっといい走りができるはずだ" と語った。
アズロイ・ハキーム P21
「プラクティスではドライでの周回数が少なかったので、レースはかなり厳しかった。とにかく良いフィーリングを見つけようと頑張ったが、ギアリングが適切ではなかったようだ。明日はそれを修正して、レース2でもう一歩前進したい
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