パウィ、エストリルでのWSSP第2レースでポイント圏内に迫る
パウィはエストリルで17位、鳥羽とワイルドカードのハキームはゴールできなかった。
PETRONAS MIE Racing Honda Teamは、常設エントリーの鳥羽海渡とカイルール・イダム・パウィに加え、ワイルドカードのアズロイ・ハキームをエストリルで起用した。3人は今朝、ポルトガルのサーキットで簡単なウォームアップを行い、午後の第2レースに向けて最終調整を行った。
その後、3人のライダーは土曜日の第1レースで学んだことを生かし、同じようなドライ・コンディションで行われた第2レースのグリッドについた。10列目と11列目からスタートした鳥羽、パウィ、ワイルドカードのハキームの3人は、それぞれレース1の結果を上回ることを目指した。鳥羽は力強いスタートで第1コーナーまでに9つポジションを上げ、すぐさま16番手に浮上。すぐさま16番手に浮上した。すぐ前を行くライダーを追いかける海渡は、一時17番手まで後退したが、12周目までコンスタントに周回を重ねた。それでも鳥羽はコースに復帰してレースを続行しようとしたが、結局ラインを越えることはできなかった。パウィも1周目から順位を上げ、26番手から21番手までポジションを上げた。序盤でさらに2つポジションを上げたカイルールは、19番手をキープしていたが、他のライダーのアクシデントで17番手まで順位を上げた。直前のライダーと同じようなタイムで周回を重ねたパウィは、16番手までコンマ5秒差まで迫ったが、最終的には17番手に留まった。グリッドでテクニカル・トラブルに見舞われたハキームは、1周目を終えた時点で25番手につけていた。このトラブルですぐにピットインしたが、コースに戻ることはできず、そのままレースウイークを終えた。
残り1戦の時点で、鳥羽は17ポイントでランキング23位、パウィは2ポイントで38位につけている。2024年シーズンのWSSP最終戦は来週末(10月18~20日)、スペインのヘレス・サーキットで開催される。
鳥羽海渡 DNF
「今朝のウォームアップはドライだったので、午後に向けてデータを収集することができた。レースに関しては、グリッドにいる間に何度か雨粒が落ちてきたが、幸いコースはドライのままだった。でもその雨がグリップレベルに影響したのか、スタート直後からかなりスピンしてしまった。スタート直後からかなりスピンしていたので、グリップレベルには影響があったかもしれない。すぐにポイント圏内を争っていたが、シケインでチャタリングに見舞われ、転倒を免れることができなかった。僕たちのペースはとても競争力があったし、スタートポジションが良ければトップ10を狙えたはずなのに残念だ。とにかくこの週末をポジティブにとらえ、来週のヘレスでもうひと踏ん張りする"
カイール・イダム・パウィ P17
「第2レースはペースが上がったが、リアのグリップがまだ足りなかった。最終戦のヘレスでは改善したい。前との差を多少は縮めることができたが、まだまだやれることがある。来週末のスペインで何ができるか見てみよう"
アズロイ・ハキーム DNF
「第2レースはマシンに技術的な問題が出てしまい、レースを続けることができなかった。このような結果に終わって残念だが、それでもこの週末で多くのことを学ぶことができたし、このような機会を与えてくれたPETRONASとMIEレーシングに感謝したい。また会えることを願っている
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