PETRONAS MIE Racing Honda WorldSSPチーム、モーストで混戦模様
金曜日のウエット・コースで、PETRONAS MIE Racing Hondaの鳥羽はWorldSSPレース1の予選で20番手、チームメイトのアズマンは25番手のタイムを記録した。

WSSP選手権第5戦は金曜日、オートドローム・モストでウェットコンディションの中、鳥羽海渡とシャリフディン・アズマンの両ライダーがフリー走行に臨んだ。
ライダーたちは、チェコのコースに適したCBR600RRをセットアップするための練習走行が1回しかないことを考えればなおさらだ。にわか雨とフルウェットのコースにもかかわらず、鳥羽とアズマンはテクニシャンと協力してスーパーポールの準備に全力を尽くした。ルーキーのアズマンはモストに来るのは今回が初めてだが、すぐにコースに慣れた様子でタイムを更新し、自信を深めていった。残り10分でトップ5に浮上したアズマンは、1'50.411のファステスト・タイムをマーク。この結果、ふたりは23位と30位に入った。
午後のスーパーポールもフルウェットのコースで行われたが、40分間の予選セッションが始まった時点では雨は降っていなかった。鳥羽とアズマンは、いつまた雨が降り出し、ラップタイムに影響が出るかもしれないことを覚悟しながら、時間を無駄にすることなくコースインした。予選序盤はトップ10圏内につけていたシャリフディンと海東は、コースが乾き始めると、ほぼ全車がそうであったように、ラップタイムを更新し続けた。鳥羽は1'41.149のベストタイムをマークし、25番手(1'43.685)のアズマンを抑えて予選20番手につけた。
鳥羽海渡 #27
「トリッキーな天候が続く週末になりそうです。今日のフリー走行では、フルウェットの路面からスタートし、セッション終盤には徐々に乾いていきました。あまりいいフィーリングではなかったけれど、スーパーポールでも同じような状況だとわかってからは慣れたと言わざるを得ないし、コンスタントに前進することができた。トップ10に入るタイムを何度も出すことができた。残念ながら、路面が最も乾いていた最後の数分間を最大限に生かすことができなかった。ラインをキープするのに必死で、より速いタイムを求めてプッシュすることができなかった。週末に向けてマシンのセッティングを改善し、ステップアップを図りたい。明日に期待しよう
シャリフディン・アズマン #63
「今日はかなり奇妙なコンディションで、FPもスーパーポールもかなり厳しかった。両セッションともスタート時はフルウェットで、残り10分ほどでドライになりました。スーパーポールではスリックタイヤを使い、良いポジションを確保するためにベストを尽くした。僕にとってはまた新しいコースなので簡単ではなかったが、ラップごとに向上していくことに集中した。明日はもっと上を目指したい。レースは雨のほうがいいけれど、予報は予測不可能で、ホームのマレーシアと同じだから、様子を見るしかない。
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