イタリアのクレモナ・サーキットで、市販車ベースの世界選手権が開催された。最終戦となるワールドスーパースポーツの第2レースは、暖かな日差しが降り注ぐなか、20周にわたって行われた。

17番グリッドのPETRONAS MIE Racing Hondaライダー、鳥羽海渡は力強いスタートを決め、1周目を終えた時点で15番手とポイント圏内に浮上。しかし残念なことに、前進を始める前にターン2で転倒。無傷でレースに復帰した海渡だったが、チームメイトのカイルール・イダム・パウィとの差はすでに25秒。鳥羽はレースを完走したが、今日の順位は27位。彼のスタート位置とレース準備のハードワークを考えれば、残念なことだ。30番手だったパウィは、序盤は29番手につけていた。レース前半で3つポジションを上げ、その後は26位をキープした。

これで第9戦が終了し、鳥羽は15ポイントを獲得してランキング20位、パウィは2ポイントを獲得して37位となった。チームとライダーは来週末、9月27～29日にスペインのモーターランド・アラゴンで開催されるWorldSSP第10戦に向け、仕事に戻る。

鳥羽海渡

「今日も残念な1日だった。結果を残せずにクレモナを去るのは本当に悲しい。残念なことに、第2レースのスタート直後、ターン2で転倒してしまった。なんとかマシンに戻って走り続けたが、集団はすでに離れていた。とにかく作業を続けて、来週のアラゴンではベストを尽くすつもりだ"

カイルール・イダム・パウィ

「ここイタリアでは、残念ながら楽な週末ではなかった。テストしてきたコースなので、もっといいレースができると思っていたが、その代わりにいくつか問題が出てしまった。今日のレースは少なくとも第1レースよりはうまくいったし、ベストを尽くして前のグループについて行こうとしたが、難しかった。とにかくレースを完走し、データを収集することができた。来週のアラゴンでは、もっと多くのことができるといいね