ポルティマンでのPETRONAS MIE Racing Hondaチームの浮き沈み
PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、代役ライダーとしてイヴォ・ロペスを起用し、AIAサーキットで開催されたWSBK第7戦を終えた。
ポルトガルのアルガルベ国際サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権第7戦は、8月の暑さを考慮して、すべてのセッションが通常より遅い時間に行われた。そのため、日曜日のスーパーポール・レースの照明が消えたのは、現地時間の午後2時45分(日本時間1日未明)だった。
一晩中、片頭痛の症状が出て少し体調が悪かったアダム・ノロディンは、日曜日の朝のウォームアップ後にサーキットのメディカル・センターで診察を受け、その結果、この日のレースには出場できないと判断された。このため、ポルティマンでタラン・マッケンジーの代役を務めていたイボ・ロペスが唯一の代表選手としてコースに立った。21番グリッドからスタートしたロペスは、10周のスーパーポールで好スタートを切った。地元ライダーのイヴォは、スプリント・フォーマットの経験が少ないにもかかわらず安定した走りを見せ、20位でゴールした。
午後6時からは20周で争われるSBKの第2レースが予定通り開催された。各セッションで徐々に調子を上げてきたイヴォは、この週末最後のレースで、第1レースよりももう少しペースを上げることを目標にした。最初の6ラップで2つポジションを上げたが、最終的には20位でレースを終えた。
PETRONAS MIE Racing Hondaチームは、8月13日(火)と14日(水)の2日間、エストリル・サーキットでノロディンとロペスによるテストを行う。
イボ・ロペス
「ウォームアップがうまくいって、ラップタイムも速くなった。でもスプリント・レースではパワーをコントロールするのが難しかった。全開にするとバイクがアグレッシブになりすぎて、ライディングが難しくなってしまったんだ。スプリントの10周のペースをレース1の最初の10周と比較すると、今日は3秒も速かった。でもエンジンパワーが問題で、マシンと戦っている感じだった。このコースは流れをつかむことが重要で、攻めすぎると流れを失ってしまう。全体的には、この週末がうまくいったこと、チームとうまく仕事ができたことにとても満足している。この3日間で、絶えず改善することができたし、僕が提供したフィードバックや収集したデータが、チームにとって今後に役立つことを願っている
アダム・ノロディン
「昨日のレース1では体調が悪かった。頭痛は一晩中続いたし、今日の朝のウォームアップに出たときも気分が良くなかった。ベストを尽くしたが、ウォームアップ後にメディカルセンターに行くのがベストだと思った。ドクターは、今日はレースをしないほうがいいと言った。今週末はポジティブなこともあったし、いくつかの部分で改善が見られた。"
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